菊池川流域日本遺産 構成文化財

輪足山東福寺

関連遺跡の名称 輪足山東福寺(わたるざんとうふくじ)
所在地 菊池市亘(わたる)
時代 709年(和銅2年)もしくは938年(天慶元年)創建か
説明  東福寺は菊池市隈府の東、城山丘陵の中腹にあり、輪足山(わたるざん)松林院と号する天台宗の勅願寺です。門前には加藤清正により開かれたと伝えられる築地井手が流れています。
 創建年は和銅2年(709年)覚仏の開基説や天慶元年(938年)澄慶の開基説など諸説あります。本尊は千手観音立像で、脇侍不動明王立像、毘沙門天立像の3像と、仏画の絹本著色不動明王画像は、いずれも熊本県指定重要文化財です。
 現在の本堂(間口3間×奥行5間)15坪と庫裏(くり)(間口7間半×奥行3間)22.5坪は、文政2年(1819年)に再建されたもので、境内には元弘塔(1331~1334年)、建武塔(1334~1338年)、応永塔(1394~1428年)、永享塔(1429~1441年)、寛正塔(1460~1466年)など10基の石塔があります。
 『寺縁起』には天禄元年(970年)に菊池一族とみられる名の政高なる人物が、郡司として寺に田地を寄進しています。『国郡一統誌』は「延久4年(1072年)菊池則隆再興」と記し、盛時には36坊が建ち並んだとされています。
 菊池市指定文化財。
関連HP等URL 菊池市の歴史・文化財を紹介します。
アクセス 市民広場から車で5分
駐車場
見学 常時可
問合せ先 菊池市文化課 0968-41-7515 bunka@city.kikuchi.lg.jp
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