菊池川流域日本遺産 構成文化財

袈裟尾山北福寺

関連遺跡の名称 袈裟尾山北福寺(けさおざんほっぷくじ)
所在地 菊池市袈裟尾
時代 813年(弘仁4年)
説明  北福寺は迫間川右岸の袈裟尾に位置し、『肥後国誌』に「弘仁四年(813年)伝教大師ノ草創 初メ永福寺ト号シ 天台ノ教刹ニテ十二坊アリ」と記されています。当時は上宮が中堂より一里余り北東の永尾坂にあり、伝教大師自作の大日如来が安置され、鎮守には山王七社を勧請、中堂には薬師仏と十二神の彫刻があり、神仏習合時代の様子が残ります。山の下には万福坊はじめ12坊が配され、当時規模が大きい大寺院だったと考えられます。勅命で「寺領壱千石、祈祷料千貫文」を賜りましたが、一時廃寺となります。
 10代武房によって再興され、15代武光が菊池五山を定めたときに北福寺と改称され、その一寺となりました。その後、21代重朝の頃には江月山玉祥禅寺(こうげつざん ぎょくしょうぜんじ)の末寺となります。
 『古塔調査録』には「今僅カノ草庵トナル、此ノ四隣ノ田畑・山林中ニ古塔ノ残リテ散在スルヲ見レバ、古ハ大寺ナルコトヲ知ル可シ」とあります。
 『菊池郡誌』によれば、菊池33霊場の18番札所になります。
 菊池市指定文化財。
関連HP等URL 菊池市の歴史・文化財を紹介します。
アクセス 市役所から車で8分。袈裟尾公民館から徒歩1分。
駐車場
見学 常時可
問合せ先 菊池市文化課 0968-41-7515 bunka@city.kikuchi.lg.jp
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