菊池川流域日本遺産 構成文化財

九儀山大琳寺

関連遺跡の名称 九儀山大琳寺(きゅうぎざんだいりんじ)
所在地 菊池市大琳寺
時代 不明または室町時代以前
説明  大琳寺は菊池市大琳寺、迫間川と菊池川に挟まれた平野部に位置します。大琳寺は『国郡一統誌』に「久木野大林寺ハ観世音像ヲ安(置)ズ」とあり、『肥後国誌』では九儀野山、久木野山、実相山ともいう禅刹の跡であると記されています。15代武光が菊池五山を定めたとき、地理的にほぼ中央に位置する所に九儀山大琳寺を建立したとされています。
  『肥後国誌』には「此ノ寺頽転(たいてん)シ、四方昿田ニシテ僅カニ一畝ニ足ラズ、境内ニ九尺四面ノ草堂ニ六臂ノ観音ヲ安ズ、古ノ本尊ハ大日如来ト云、開基等分明ナラズ」と記されています。
 天文19年(1550年)9月、大友義鎮(宗麟)は北福寺の永珠を大輪(琳)寺住職に任じています。文化11年(1814年)頃の『深川手永手鑑』には「氏仏大日 菊池時代九儀山、又ハ中央山大琳寺ト唱エ、菊池五山之内」と記されています。
 もとは現在地から南の「古堂」と呼ばれる田地にありましたが、宝暦5年(1755年)、大風で倒壊し現在の場所に移されました。
 菊池市指定文化財。
関連HP等URL 菊池市の歴史・文化財を紹介します。
アクセス 市役所から車で6分
駐車場
見学 常時可
問合せ先 菊池市文化課 0968-41-7515 bunka@city.kikuchi.lg.jp
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