関連遺跡の名称 |
年の神遺跡 |
所在地 |
玉名市岱明町野口地内 https://maps.app.goo.gl/NsWcXQ4uyb1U6Emn7 |
時代 |
弥生時代中期(紀元前1世紀前後) |
説明 |
年の神遺跡は、菊池川右岸の玉名台地上に広がる遺跡です。昭和28年、JR鹿児島本線歳神踏切南側の藪の中で、熊本県立玉名高等学校考古学部による発掘調査が実施され、支石墓や甕棺片が発見されました。支石墓は、長崎県や佐賀県を中心に、九州西側に分布する縄文時代晩期から弥生時代中期の墓で、稲作の伝来とともに大陸から伝わったと考えられています。昭和43年の農地造成中には緊急調査が実施され、長さ 4mの巨石下から大小の甕棺が出土し、そのうちの大型甕棺内から成人男性人骨と共に7点のゴホウラ貝製腕輪が発見されました。また、令和4年に実施された発掘調査では、竪穴建物跡が発見され、墓域だけでなく年の神遺跡の生活域も初めて発見されました。令和4年の発掘調査では盛んに交易が行われた状況を示す今山産(福岡市)石斧や石製の権(計量用の分銅)などが出土したほか、立石産(飯塚市)石包丁も発見されました。年の神遺跡の北側は小河川が流れる低湿地があり、石包丁が出土したことから、今後稲作に関連するような遺跡が発見されるかもしれません。
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関連HP等URL |
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アクセス |
JR玉名駅から車で7分 |
駐車場 |
なし |
見学 |
見学不可(支石墓は見学可) |
問合せ先 |
玉名市教育委員会文化課 電話番号:0968-75-1136 メールアドレス:bunka@city.tamana.lg.jp
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