関連遺跡の名称 | |
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所在地 | 玉名市石貫字後田2386 https://maps.app.goo.gl/d9gdcsHPyeDtr1eN8 |
時代 | 古墳時代後期(6世紀) |
説明 |
石貫ナギノ横穴群は繁根木(はねぎ)川右岸の灰石と呼ばれる阿蘇溶結凝灰岩(あそようけつぎょうかいがん)の崖面250メートルほどの範囲にわたって造られた横穴墓群で、その範囲内で48基の横穴墓が確認されています。これらは古墳時代後期後半に造られた横穴墓で、屍床(ししょう:遺体を置く場所)が一つの横穴墓につき3ヶ所設けられた横穴が多く見られ、屍床の仕切りがゴンドラの形に成形したものもあります。飾り縁と呼ばれる横穴墓入口周辺には、赤い顔料などで円文などの文様が描かれ、内部には屋根形の浮き彫りや太刀のレリーフ、船や円文の線刻など多種多様な装飾を確認することができます。特に6号墓と8号墓の飾縁は赤の円文などで鮮やかに装飾されており、横穴墓としての規模も大きいものとなっています。石貫穴観音横穴と同様に、石貫ナギノ横穴群周辺には現在も水田が広がっており、横穴築造当時も水田が広がっていたことが想像できます。その水田を経営していた有力者がこの横穴群に葬られたのかもしれません。 石貫ナギノ横穴群は石貫穴観音横穴とともに大正10年に装飾古墳としては日本国内で第一期となる国の史跡に指定されており、玉名市が全国に誇る装飾ある横穴墓群です。 |
関連HP等URL | 玉名市公式HP:石貫ナギノ横穴群 |
アクセス | JR新玉名駅から車で8分 |
駐車場 | あり |
見学 | 見学可 |
問合せ先 | 玉名市教育委員会文化課 電話番号:0968-75-1136 メールアドレス:bunka@city.tamana.lg.jp |