関連遺跡の名称 | |
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所在地 | 玉名市永徳寺413-19、413-20 https://maps.app.goo.gl/hocY8a6FuSwE3fqn8 |
時代 | 江戸時代(詳細不明) |
説明 |
高瀬御蔵(おくら)は、菊池川流域の村々から舟などを使って運ばれてきた年貢米の品質検査と保管を行う施設で、江戸時代に熊本藩が整備しました。 江戸時代、各藩の年貢米は大坂堂島の米市場に集められ、そこで取引をして米をお金に換えて、藩の収入にしていました。文化年間(19世紀初頭)に熊本から大坂堂島へ運んだ米の量は最大40万俵で、そのうち高瀬から20万俵、川尻から15万俵、八代からは5万俵でした。高瀬御蔵で取り扱う年貢米が最も多いことから、その品質や量が熊本藩の収入に大きな影響を及ぼしました。厳しい品質管理を行い、収穫量も多く安定していた肥後米は、大坂堂島の米市場で建物米(たてものまい:取引期間中の基準となる銘柄)に選ばれるなど、全国の米の中でもトップクラスの評価を受け、高値で取引されました。 建物は、隣接していた高瀬御茶屋とともに、明治10年(1877年)の西南戦争で焼失し現存しませんが、蔵の痕跡として礎石列の一部が現存します。 |
関連HP等URL |
玉名市公式HP:熊本藩高瀬米蔵跡
玉名市公式HP:発掘調査成果【玉名の遺跡シリーズ6】高瀬御蔵・御茶屋跡 |
アクセス | JR玉名駅から車で4分(菊池川河川敷駐車場から徒歩3分) |
駐車場 | あり(菊池川河川敷駐車場をご利用ください) |
見学 | 見学可 |
問合せ先 | 玉名市教育委員会文化課 電話番号:0968-75-1136 メールアドレス:bunka@city.tamana.lg.jp |