菊池川流域日本遺産 構成文化財

晒船着場の俵ころがし

晒船着場を菊池川から望む

関連遺跡の名称 晒船着場(さらしふなつきば)
所在地 玉名市滑石2257番地先
時代 寛永16年(1634)
説明 菊池川右岸の最下流部に位置する晒(さらし)は、寛永16年(1634)には川口番所が置かれ、のち晒番所として鉄砲や槍などが配備されました。文化5年(1808)には、河床が浅くなり高瀬御蔵まで川を遡ることが困難になっていたことから、晒に御米山床(おこめやまとこ:米俵を野積みし検査をする広場)が整備されました。江戸時代後期になると米の取扱い量が増え、晒が高瀬御蔵の支所として機能するよう整備されます。
 さらに天保5年(1835)以降逐次整備され、番所としての役割に加え、平田舟から中型船の上荷船(うわにぶね)へ年貢米などの荷物を積み替える中継地点、また年貢米の検査場として重要な役割を果たすようになりました。
 安政2年(1855)作成の「菊池川全図」には、堤防沿いに上流から津口改小屋、ワク1基、俵ころがし2基、ワク2基が描かれ、また堤防内には俵ころがしに隣接して「晒御米山床」などの施設が描かれています。このうち、俵ころがし2基と下流のワク2基が現存します。
関連HP等URL 玉名市HP:熊本藩高瀬米蔵跡
アクセス 玉名駅から車で8分
駐車場 あり
見学 見学可
問合せ先 玉名市教育委員会文化課 電話番号:0968-75-1136 メールアドレス:bunka@city.tamana.lg.jp
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