構成文化財の名称 | 菊池川流域の弥生時代の大集落遺跡群 |
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指定等の状況 | 国史跡 ほか |
ストーリーの中の位置づけ | 盛んに米作りが行われ、大規模な集落が菊池川流域各地に営まれた。遺跡からは米作りを示す道具、特に鉄器が数多く発掘されている。 |
文化財の所在 | TAMANA、YAMAGA、KIKUCHI、NAGOMI |
箇所が特定できない文化財については、大まかな位置を示しています。
構成文化財の名称 | 概要 |
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方保田東原遺跡 | 全国的に米作りが行われるようになった弥生時代に、菊池川流域では水の引きやすい川沿いの平坦な場所で米が作られ、その後鉄製の道具を使い生産性を上げていきました。その結果、流域には巨大な集落が各地で営まれました。 山鹿市東部の菊池川に北接する方保田(かとうだ)台地に広がる今から約1700~1900年前の遺跡です。遺跡の範囲は約35ヘクタールと広大で、東京ドーム7.5個分にあたります。 それまでの発掘調査により、大量の土器をはじめ出土例の少ない貴重な遺物が多く出土したことから、昭和60年に「中九州における弥生時代の拠点的な集落遺跡」として国の史跡に指定されました。加えて、土器・土製品452点、金属製品371点、石器・石製品54点、貝輪2点、ガラス玉96点の合計952点が、平成29年に国の重要文化財(考古資料)に指定されています。 遺跡は芝生公園となっており、出土文化財管理センターが併設されています。出土品のうち主だったものは山鹿市立博物館で、それ以外を出土文化財管理センターで収蔵、展示しています。 毎年、地域の子どもたちらが遺跡の畑にひまわりを植えており、見ごろを迎える7月半ばごろにクイズラリーイベントを開催しています。 |